- FotoSan630 買ってみました @ デンタルクリニックオアシス 長野市篠ノ井の歯科医院
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2017.11.24 Friday
FotosSan630ってご存知でしょうか?
医科では1990年ごろから光やレーザーを用いて、肺、食堂、胃、子宮頸部などの早期がんに対して治療を行う”光線力学療法(PDT=Photo-Dynamic
Therapy)”という治療法があります。
歯科では同様のメカニズムで数年前から欧米を中心に抗生物質を使わない体に優しい安全な治療法として光殺菌治療が急速に普及しています。光感受性ジェルを細菌に浸透させて光で殺菌する治療法です。
光殺菌治療の特徴
〇痛みはありません
〇あらゆる細菌に効果を示します
〇お薬(抗生物質)を使わないため耐性菌が発生しません
〇副作用はなく、繰り返して治療に利用できます
※光過敏症の患者様には使用できません
デンマークのCMSdental社は光殺菌治療で世界をリードしているという事です
どのように効く?
1.光感受性ジェルが細菌の細胞壁や膜に取り込まれる
2.特定の波長の光が照射されると、光感受性ジェルがエネルギーを受け取り「活性酸素」を大量に発生する
3.「活性酸素」が細菌の細胞壁や膜だけを破壊し、殺菌する
適応症は根治(感染根管治療)から歯周病といった細菌感染症、インプラント周囲炎などにも幅広く使用可能です
てなセミナーを受けたので、早速買ってみました
(例によって個人輸入なので、歯科医師免許のコピーなど手続きが必要となります)
で、いつものように相互実習です
原理や使い方等を皆で確認し、お互いにやってみます
まぁ難しい事はありません、ジェルを入れて既定の秒数光を照射するだけです
写真では解りにくいですが、直視するとしばらく視界の中心が緑色になってしまうくらい強い光です(熱くはないですよ)
この保坂がかけているのがFotoプロテクター、まぶしさがカットされます
梅ちゃんがかけているのが純正のプロテクター、スキーする人みたいだねw
自費治療のオプションとして使用していく予定です
※FotoSan630は日本ではまだ承認されていない医療機器です。当院ではその安全性と効果を確認の上、歯科医師の裁量のもと治療に取り入れています。本項は広告ではなく当医療機関の情報提供・広報に該当いたします。
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